舟橋初花 硝子彫刻展2021
『いにしえを訪ねて』

 
会場

福屋デパート広島駅前店パブリックギャラリー
(広島県広島市南区松原町9−1)

会期

令和3年 7月8日〜7月14日(10:00~、最終日は17:00まで)

この度 福屋デパート様にご縁をいただき、広島の地で個展を開催させていただくことになりました。これまで4回の個展とグループ展も数回開催してまいりましたが、広島での個展は初めてのことになります。広島という特別な地で開催させていただけることに、深い感慨を覚えております。コロナ禍が続く中、日常の喧騒から離れて、非日常の時間をほんの少しでもお楽しみいただけましたら幸いです。

会場は、JR広島駅から徒歩1分の福屋デパート広島駅前店のパブリックギャラリーです。私のような方向音痴でも間違いようのない、分かりやすい会場です。

 いにしえを訪ねて

気付いたら、いつも日本伝統の形、古代から脈々と受け継がれてきた日本文明のエッセンスを表現したいとの思いで制作してきたように感じてます。個展のタイトルを決めるのは、毎回悩ましいところなのですが、「いにしえを訪ねて」今回はこれしかない、と即決でした。このたび展示させていただく硝子彫刻作品も、神代文字の作品も、漆の作品も、私の中では共通した同じテーマだからです。

 展示作品は

展示作品は、日常使いのグラスから花瓶、鉢、お皿等々。作品は全て手作りですから、一点ものです。砂をガラス表面に吹き付けて削る技法による硝子彫刻作品たちです。砂を吹き付けガラス表面を削っていくため、その削り具合で微妙なグラデーションを表現することも出来ますし、深く彫ることで、彫刻表現も可能です。その表現の豊かさに、私は20年以上魅了されています。

その硝子彫刻で古代の日本の文字であるアヒルクサ文字を線刻させていただいた作品も多数展示されます。神代文字のアヒルクサ文字に出来るだけ多くの方に触れていただきたいというのが、今回の個展開催の大きな目的でもあります。書かれた文字とはまた違い、砂を吹き付けることでガラス素材に新しい振動数が与えられます。

また、初めて彫刻硝子の作品と伝統工法による漆蒔絵をコラボさせていただきました。本来真逆の工芸であるガラス工芸と漆工芸ですが、光の工芸のガラスに漆黒の漆、そして蒔絵を合わせたときに、それぞれの良さをより引き立てる相乗効果がうまれました。その漆蒔絵をガラス工芸に施した新作も数点展示させていただきます。お近くにお越しの際は会場でご高覧いただけましたら、幸いに存じます。

 最後に

このサイトをお訪ねいただき、個展の案内をご覧いただき、誠にありがとうございました。
皆様にとって、今日の日が、今この瞬間が幸せでありますように。

はつか庵 舟橋初花

 
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